表札の風水
風水を暮らしに取り入れていらっしゃる方も多いと思いますので
表札の風水について、こちらで紹介したいと思います。
風水的に見た表札
まず、当たり前の事かもしれませんが、表札は必ず付ける事です。
風水的に見ますと、表札が付いていない家は誰も住んでいないという事になります。
どんなに家の中の風水を調節しても誰も住んでいないと認識されているので気の流れが生まれません。戸建て、マンション、アパート、持ち家、借家、いずれにしても表札を掛ける事が大切です。
近年では女性の一人暮らしなんかも増加し、マンションなどの防犯の意味でも表札を付けない方が多くなっていますが、表札は家の中に気を入れる為には必須の物ですので、表札は必ず取り付けましょう。
また、表札を付けていても汚れていたり埃が被っていませんか?良い気を取り込むにはやはり表札は綺麗にしておかないといけません。定期的にお掃除してあげましょう。
掃除する際には表札の素材にあった掃除方法をしましょう。アルコールやベンジンなど、素材を痛めたり文字が消えてしまったりするものは使わないように。
風水で見た表札の素材や形
素材は木が一番良いとされています。中でも良い物は「檜(ヒノキ)」・「一位の木」で、形は縦の長方形が良いです。
※画像左=ヒノキ 右=イチイ
文字部分は彫るのではなく浮かしが良いとされていますが、昔の人は、文字を彫るのはお墓みたいだと言い、縁起が悪いと思い込んだことからそういった風習が出て来たようです。
彫った文字が悪いといった事はないのですが、気になる方は浮かし文字で良いと思います。
ただ、木の表札は日の当たる所や雨の当たる所ですと傷みが早いです。2年もあれば交換が必要になります。
屋根がある所でも約5年から10年を目安に交換が必要になるでしょう。
交換する際には、以前使用していた表札はお近くの神社などでお炊きあげの供養をしてもらうと良いでしょう。
木の表札は家に合わないという方は、なるべく自然から作られた素材の物を選びます。
木の他に自然から作られた表札は、天然石やタイル(素材が土)・ガラス(原料が珪砂)などがあります。ちなみにステンレスや鉄も元をたどれば原料は自然から採れたものだったりするので、結局は家に合った表札を選ぶことが一番良いでしょう。
風水的に見た表札の色
男性、女性共に良いとされているのが「白」です。
住んでいるのが女性のみの場合はピンクも良いでしょう。
風水で見る設置場所
玄関を外から見て「北・東南・南・南西・北西」に玄関がある場合は右側に、「東北・東・西」にある場合は左側に表札を取り付けると良いとされています。引き戸の場合は扉の中央上が良いです。
鬼門についてはページ下部で触れています。
書体について
書体には色々あります。稀に行楷書(楷行書)が風水に良いなどと聞きますが、行楷書(楷行書)という言葉自体、元々無かったもので、フォントメーカーや表札メーカーが作った行書と楷書の間をとった書体です。行書だとくずしすぎて読み難く、楷書だと何か味気無い、ということで制作された書体となります。
風水的には書体については、これが良しといったものはありませんのでご自身が好きな書体や家・表札に合わせた書体を選ぶと良いでしょう。
開運表札について
最近では良く開運表札を見受けます。四隅に何か装飾を施したものや、無駄に五芒星のイラストを入れている物など、こういったものについてはメーカーが開運と尾ひれを付けて売り上げアップの為に利用しているだけの物が非常に多いです。
どこからその根拠が出て来たのか分からない物ですので騙されないようにしましょう。単純にそのイラストや形が気に入った場合や風水・陰陽道などに詳しい方がデザインしていた場合は別の話しになりますが・・・。
また、変に五芒星などのマークを入れると運気を下げてしまう可能性もあるようなので表札に入れるイラストは風水に関係の無い物(自身の気に入ったもの)、または自然の物が良いでしょう。
例としてはヤモリ(家守)・木の柄・シーサーなど、大阪のビリケン様を入れてくれる所もあるようです。
鬼門について
よく、北東が鬼門だと言われますが、風水は元々中国から流れてきたもので、本家の中国に鬼門という考え方は無いそうです。日本に来てから一部で考えられた物だとされています。
玄関が北東で鬼門だという方も、あまり悪い方に考えずに表札をしっかりと掲げて、良い気を入れ込んでいると意識する方が風水的にも良いです。
スポンサーリンク